新棟をイメージしたバーチャル空間で、オープンキャンパスを実施

2021-06-28
利用組織名

京都橘大学

取材対象者
企画部広報課 橋本修平さん
利用人数
約70人
企業・イベント概要

WEBオープンキャンパス企画「たちばな VIRCHAROOM(バーチャルーム)🍵」

活用のポイント

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オープンキャンパスをオンラインで行う大学も増えていますが、在学生と参加者が自由に交流できないことに悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。今回はoviceを使って在学生と参加者がアバターを介して自由に交流できるようにしただけでなく、3月に竣工した新棟をイメージしたレイアウトにすることで大学の雰囲気も味わえる工夫をしながらオープンキャンパスを実施した、京都橘大学にお話を伺いました。

在学生との交流不足で参加者の志望度をあげることができなかった

―ovice導入前はどのような課題を感じていたのでしょうか

コロナ前は実際に学校に来てもらい、体験型オープンキャンパスを行っていました。実際に在学生と参加者が交流することで「この先輩がいたから入学しようと思った」、「今度は自分自身が在学生の立場で魅力を伝えていきたいと思った」といったコメントをもらうことも多くあり、オープンキャンパスである程度志望度を高めることができているという実感がありました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、昨年度はWEBオープンキャンパスサイトを中心に本学の特徴や入試情報を分かりやすくまとめた動画コンテンツを始め、アニメーションによる学部学科紹介や教員によるミニ講義動画等の配信を行いました。

来場型オープンキャンパスも開催しましたが、事前予約制にしたり、在学生と高校生が交流する企画を縮小するなど、感染対策のために、さまざまな制限がある中での開催となりました。

その中で、来場型と同時開催でoviceとは別のオンラインツールを使ったバーチャルキャンパスツアーを実施しました。このツールではイラストタッチの本学キャンパスマップ内をアバターで動いて案内し、途中で在学生がリアルのキャンパスを案内するライブ配信中継を行いました。

オンラインだけど、リアルと中継をつなぎながらチャットを使って高校生と双方向のコミュニケーションがとれるという点で新しいコミュニケーションの手応えは感じたのですが、チャットでの会話しかできない点があり、もっとリアルに近い体験ができるようなツールも検討していかなければという思いがありました。

また、SNSで本学の最新情報や在学生のリアルな姿、キャンパスライフなどを積極的に発信していました。それを見てくださる方もいらっしゃいましたが、ただ見て終わってしまうことが多く、在学生と高校生がきちんとコミュニケーションを取ってもらうことが必要だと考えていました。

リアルに近い交流が可能だと感じ導入を決定

―さまざまなツールを使われた経験があるなかで、なぜoviceを選んでくださったのでしょうか。

導入前の課題で述べた通り、バーチャルでありながら、よりリアルに近いツールで交流できた方が、より高校生に対して学校の雰囲気やイメージが伝わりやすいと考えており、oviceではそれが実現できると感じたからです。oviceでは気兼ねなく参加者が動き回り、話したいときに話せるという点が魅力的だと感じました。このツールなら、よりリアルに近い交流ができると感じ、導入を決めました。

今回のWEBオープンキャンパス企画「たちばな VIRCHAROOM🍵」では、このバーチャル空間の中で、高校生も在学生も自由にリラックスして交流をしてほしいという想いで「気軽で、気楽な、ひとときを。」というコンセプトを設定しました。

そして、空間のデザインを、2021年3月に竣工した新棟「アカデミックリンクス」をベースに、和風のカフェスペースなど京都らしさを取り入れた装いにしました。本学のラーニングコモンズなど学びの空間とともに京都で学ぶ雰囲気を伝え、より具体的な学びのイメージをもってもらえるよう工夫をしました。

各テーブルで学科別の説明を行う在学生と、それを聞く参加者

運営側で徹底的に準備

―多くの方がアクセスされるイベントでは準備が重要ですが、どのような工夫をされましたか。

まず、学科の説明を行う在学生も含め、運営側は事前に徹底的に練習を行いました。そうすることで、当日は参加者のサポートに徹することができるような体制にすることができたと感じています。

本学ではBYOD(Bring Your Own Device)を推し進めており、ノートパソコンの所有を推奨していることから、基本的に在学生は自分のパソコンを持っています。会場が見やすいようそのパソコンからアクセスしてもらうこと、また、オンラインイベントはネットワーク環境が非常に重要であるため、説明を担当する在学生には有線LANで接続するなど、できるだけ安定した状態で対応してもらえるようお願いしました。

参加者側には事前にウェブサイトで基本的な操作方法など、説明を丁寧に行い、操作をあえてシンプルにすることで、参加者が混乱することを防ぎました。

バーチャルオープンキャンパスの1階部分のレイアウト
2階のレイアウト。決まった時間に映像が中継される

オープンキャンパス以外にも、OBOGとの交流や新歓などでの活用を模索

―今後はどのような展開を考えていますか。

実際に本番を迎えてみて、スマートフォンやタブレットからアクセスした参加者も多かったため、音声の不具合などもありましたが、チャット機能などを活用することで上手く対応ができたのではないかなと思います。参加者によっては複数の学科の在学生に話しかけ、学校の雰囲気や受験対策方法などについて質問している人もいたため、交流のスタイルとしては良かったと感じています。

在学生からは「参加者がどんなことを知りたがっているのかが分かった」、参加者からは「学校の様子が思っていたものと良い意味で違い、印象が180度変わった」とのコメントをもらいました。

オープンキャンパスに関しては、コロナが収束したらオフラインでの開催ももちろん行っていきます。ただ、当面は感染状況が心配という方や、地方在住のため来場しにくいという方もいらっしゃると思います。oviceの活用も含めて今後もオンラインとオフラインの両方のメリットをいかした開催方法を検討していきたいと考えています。

また、oviceはオープンキャンパスだけでなく、さまざまな場面で活用できる可能性があると感じました。今後は在学生向けの学習支援やOBOGから実社会での話を聞く場を設けたり、新入生歓迎会などを企画してクラブ・サークル活動の紹介を行ったりと、学生のキャンパスライフが充実するようさまざまな場面で活用していくことも考えて行きたいと思います。

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