オンライン開催「TDYリモデル博」3社が語る舞台裏 目指すのは“新しいイベントの形”

2022-09-28
利用組織名

TOTO株式会社 / 大建工業株式会社 / YKK AP株式会社(公式イベントサイト:https://re-model.jp/special/event/

取材対象者
TOTO株式会社 / 大建工業株式会社 / YKK AP株式会社 / TDYリモデル博事務局担当者
利用人数
非公開
企業・イベント概要

2002年からアライアンスを結んでいるTOTO、DAIKEN、YKK APの3社で開催しているオンラインイベントで、リフォームを検討されている一般のお客様と、リフォーム店や流通店といったビジネスユーザーが対象。イベント会場は大きく2つのエリアを設けており、リフォームや暮らしにまつわる情報が視聴・体験できる「常設エリア」、そしてリフォームや暮らしに役立つ特別セミナーを開催している「ステージエリア」がある。

活用のポイント
  • 「オンラインだからこそできること」の観点から、メタバースでの展示会を実施
  • インパクト・操作性・カスタマイズ性の3点からoviceを選んだ
  • 来場の皆さんにその場の空気を共有いただける「参加型」のイベントが実現
  • 縦長の空間を用意。セミナーは録画放映の形式でトラブルのリスクを避ける
  • 運営メンバーは“触って慣れる”を意識

2022年7月から10月まで、オンラインで開催されている「TDYリモデル博」。リモデル分野でアライアンスを締結しているTOTO、DAIKEN、YKK APの3社による共同開催のイベントです。

さまざまなリフォーム後の暮らしを思い描くる常設エリアに加え、ステージエリアではリフォームを検討している一般のお客様、リフォーム店や流通店などのビジネスユーザー両者に向けたセミナーを開催しています。まだまだ会期は続きますが、初めてのoviceを利用した長期イベントのスタートを切ってみての所感を聞いてきました。

※本記事の内容は、2022年8月末時点の情報です。

初のオンライン展示会イベントにoviceを選んだ3つの理由

ー今回のイベントの概要や事務局の役割分担を教えてください。

TDY担当者:
「TDYリモデル博」は、2022年の7月から10月まで、常時スペースは開放していて、事前登録不要でどなたでも参加できる形式にしています。

今までは大規模会場を貸し切って、展示会イベントを開いていました。ただ2020年の新型コロナ流行を機にオンラインへの移行を余儀なくなれまして。オンラインだからこそできることは何か、と考えた結果、今回のような開催形式になりました。

3社それぞれで役割を分断するのではなく、混合チームとして得意な人が担当する、という形でこれまでもイベントを作り上げてきました。オンライン化した今回も、同様の考えで進行し、新たな形を作り上げることができました。

ー初のオンライン開催で、oviceをお選びになった理由は?

TDY担当者:
オンラインでどのような企画ができるかをまずは考えました。特設サイトを設け、そこにさまざまなコンテンツを用意するなどの方法も検討していました。

しかし、それではどうしても「インパクトのある体験」にはなりません。リモデルや暮らしというテーマは、受動的にコンテンツを享受するだけだとどうしてもイメージがつきづらいものです。そこで私たちが目をつけたのが双方向のコミュニケーションも可能なメタバースでした。

また、oviceは他の多くのメタバース関連サービスと違い、2次元のサービスですよね。初めて触った時の操作性の良さ、ハードルの低さに魅力を感じました。今回のイベントには多数の来場者を想定していますので、「誰でも使いやすい」というのは大事な条件だったのです。

空間の編集性・カスタマイズ性に優れているというのも、oviceを選んだ決め手の一つでした。多くのコンテンツを予定していますので、それを一つの会場で実現するために、自由にカスタマイズできるというのは大変ありがたかったです。

▲TDYリモデル博の入り口となる、公式イベントサイト

セミナーの様子に、「参加型」の新しいオンラインイベントが実現したのを実感

TDY担当者:
当初は、未知のサービスだったので、正直「メタバースってどうなんだ?使いやすいのだろうか?」という心配がありました。

ただ、いざイベントが始まるとそれは杞憂だったとわかりました。ステージに近づいて、席に座ってセミナーを聞く。そして、講演が終わったら終わったら、みんなで拍手を送る―そんな風に、リアルに近い体験が、オンラインで実現されていることを実感しました。

このような、来場の皆さんにその場の空気を共有いただける「参加型」のイベントが実現し、今回、メタバースを活用したイベントにチャレンジしてよかったと感じています。

また、コロナが仮におさまったとしても、完全にリアルに戻る必要はないと気づけたのが今回の大きな収穫でした。「物理的制限のなさなどのオンラインのメリットを活かしつつ、リアルに近い体験を提供できる」というメタバースの可能性を体感でき、こうした面でもよい機会となりました。

こだわりは「縦長の空間」「録画したセミナーを放映」 運営メンバーは“触って慣れる”を意識

ーレイアウトのデザインにもこだわりが感じられます。準備するうえで何か意識されたことはありますか?

TDY担当者:
全体を縦型のレイアウトにして、会場を3つのゾーンに分けました。レイアウトが横に広いと、PCはまだしもスマートフォンやタブレットで来場された方にとって、ユーザビリティが悪くなってしまうと判断しました。

また3つのゾーンのストーリーを理解しやすいのは上下の動きだと考えたのもあります。ゾーンそれぞれの内容や狙いは以下の通りです。

①想像ゾーン
あこがれの暮らしづくりに関する動画を設置。さまざまな想いを叶えるライフスタイルを提案する場所です。参加者にこれからの暮らしを想像してもらい、ワクワクしてもらいます。

②解決ゾーン
リフォームに対する疑問を動画などでわかりやすく解説する場所。リフォームをするうえで参加者が抱えている問題を解決することを目的にしています。

③発見ゾーン
暮らしづくりをするうえでの、TDYの3社のそれぞれのおすすめの製品を紹介し、参加者に新たな発見をしてもらいます。

会場を移動するにつれて、参加者にさまざまな体験をしてもらい楽しんでもらうことを意識しました。また、間違い探しや子ども向けのぬりえコーナーなど、家族単位で楽しめるようなお楽しみコンテンツも準備し、参加者が飽きないようなコンテンツを準備しています。

▲TDYリモデル博のovice会場(入口)
▲TDYリモデル博のovice会場(想像ゾーン)

ー運営上で工夫されたことは何がありますか。

TDY担当者:
参加人数や視聴コンテンツの視聴回数が取得できるように、WEB技術とoviceと組み合わせています。

また、セミナー会場を複数用意して、来場者多数の場合にも対応できるようにしておきました。

今回のセミナーは事前登録制をとっていなかったため、何人来場されるかは当日になるまでわかりません。いくつかに会場を分けて「人が来すぎてスペースの上限人数を超えてしまう」というリスクに備えました。全国の拠点のメンバーに集客を手伝ってもらったのですが、その際の地域を基準に会場を振り分ける対応を決めていました。

セミナーはコロナ禍の状況もあり、講師の方が急に参加できないなどのトラブルを避けるために、録画形式にしていました。

▲TDYリモデル博でのセミナーの様子

ーoviceの操作に関する部分では、どのような取り組みをされましたか。

TDY担当者:
社内に向けたoviceの浸透を事前に行いました。イベントの運営側である私たち自身がoviceを使えるようになっておくのは必須条件なので、社内に向けて講習会を開いたんです。

oviceはマニュアルを読み込むというよりは、まずは触ってみることが大事だと思ったので、みんなで触る機会を設けました。

これから頑張っていきたいのは「集客」、オンラインでより良い体験を提供したい

ーこの先の運営では、どういったところに注力していこうとお考えですか?(注:インタビューは会期中の8月中旬に実施された)

TDY担当者:
ビジネスユーザーの方々には現時点までで沢山の方に来場してもらえています。一方で、一般のお客様については、まだ特定の層にしか届いていないのではという印象です。

オンラインイベント自体は近年だいぶ広い層に受け入れられるようになっていると思いますが、一般のお客様に視聴して頂くための更なる工夫により、もっと多くの方にTDYリモデル博に参加していただき、お役に立てるのではないかと考えています。

ーありがとうございます。最後に、今後の展望をお聞かせください。

TDY担当者:
オンラインのイベントは継続的にやっていきたいと考えています。

同時に、ビジネスユーザーの皆様との共同企画等、お客様により良い体験を得ていただける形を探っていきたいです。

今回の挑戦で、先々への可能性は大いにあると感じました。

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