参加型研修やチームビルディングをバーチャル空間で行うには

2021-04-07
利用組織名

株式会社プロジェクトデザイン(公式ウェブサイト:https://www.projectdesign.co.jp/

取材対象者
-
利用人数
15名
企業・イベント概要

ビジネスゲームの制作・提供を通じ、人材育成・組織開発・社会課題解決に取り組む。チームビルディング研修に最適な「The 商社」や、SDGsの考え方を活かした地方創生の実現について対話を促す「SDGs de 地方創生」、チームでの共創と論理的思考力が求められる、理系職を対象とした「The Engineers」など、これまでに150を越えるビジネスゲームを開発。国内外の企業・公的機関に広く利用され、英語版、中国語版、ベトナム語版等、他言語で実施可能なものも多数。

活用のポイント

-

社員研修などのオンライン化が進んでいますが、一方的にセミナーを配信し、参加者同士が自由に交流できないことにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

企業の内定者から管理職まで、さまざまな研修で使えるビジネスゲームを開発・提供している株式会社プロジェクトデザインでは、今後oViceを使ったオンライン研修の実施も可能にしようと考えています。

今回はプロジェクトデザインの社員の皆さんが、実際にoViceを使ってオンラインビジネスゲームをプレイしている様子を覗いてみました!

他チームと交渉して自社の拡大を目指すビジネスゲーム「The 商社 Online」とは?

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この日体験した「The 商社 Online」は、参加者(プレイヤー)が3~6人程で1つのチーム(会社)となり、他のチームとさまざまな交渉を行いながら、ビジネスを設立することで自社を拡大していくビジネスゲームです。

リーダーシップ・クリエイティビティ・チームワーク・自律・Win-Winのコミュニケーション等、仕事の原理原則が問われるゲーム設計になっており、あらゆる役職や立場のビジネスパーソンに対して学びと気づきを提供することが可能です。

この「The 商社 Online」のルールは極めてシンプルです。

  • どんなビジネスを設立していくかの作戦をチーム内で練る「計画タイム」
  • ビジネス設立や他チームとの交渉を進める「行動タイム」
  • 資産と資金の変化を見る「決算発表」

この計画タイムと行動タイム、決算発表の一連の流れを1ターンとし、4ターン終了時点の資産と資金の合計額で競います。

<ゲームの流れ>
はじめに自チームの強みを表す特徴カードが提示され、その後、新規ビジネスの種(ビジネスカード)、ビジネスの設立に必要な「自社が保有する資源や権利」を表す資源カード、資金が配られます。配られるカードの内容や資金はチームの強みによって変化します。

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このビジネスカードと資源カード、資金を組み合わせることでビジネスを設立できる仕組みです。そして、ビジネスを設立すると資金と資産(場合によっては新たなビジネスカード・資源カード)を得られます。

基本的には「多くのビジネスを設立すること」で資金と資産を増やしていくことが良いのですが、初めに配られたビジネスカードや資源カードだけで設立できるビジネスは限られています。

それゆえ、自チームとしてどんなビジネスを設立していくのかを考え、他チームが保有するビジネスカードや資源カードを得るための交渉を進める必要があります。

現実のビジネスと同様、どう考え、どんな行動を起こすかは自由です。だからこそ、リーダーシップ・クリエイティビティ・チームワーク・自律・Win-Winのコミュニケーション等の仕事の原理原則が問われるゲーム設計になっているようです。

この「The 商社 Online」はWebブラウザ上でプレイするものですが、参加者同士のコミュニケーション部分は外部ツールを利用する必要があります。今回はもちろん「oVice」を利用します!

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「The 商社 Online」のゲーム画面例(Webブラウザ上に表示)

ゲームスタート!アバターを動かして他チームに交渉、参加者の動きが一目で分かる

この日の「The 商社 Online」は1チーム3人×5チーム(計15名)で開催しました。

私はチーム5に参加し、いざゲームスタート。まず提示された特徴カードには「政商」と書かれていました(どうやら金融に関するカードを持ちやすいようです)。

その後、ビジネスカードと資源カード、資金が配られたタイミングで計画タイムがスタートします。

まずは他チームの保有カードを眺めながら、自チームではどのカードを手に入れたいか、手に入れるために自分たちがどんな条件を提示するのかなどの作戦を練ります。私のチーム5では「このビジネスカードはいらないね」「これを他チームのこの資源カードと交換しよう」などというやり取りが繰り広げられていました。

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▲「oVice」上の画面(計画タイムのため全員自チームで作戦を練っています)

計画タイムが終了すると、次は行動タイムです。

他チームの保有カードと自分たちのカードを交換するだけでなく、カードに値付けをして売り買いしたり、ビジネスが設立した時のカードの供与を取り付けておくなど、実際のビジネスの現場でも大いに役立ちそうな駆け引きが繰り広げられていました。

「oVice」を使うことで、チームメンバーが今どこのチームに交渉に行っているのか、他チームが誰にアプローチしているのかが一目で分かります。そのため「あのチームが、もしかしたらあのカードを狙っているのかも」など様々な推測をしながら動くことができ、より現実に近い感覚を味わうことができました。

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▲「oVice」上の画面(行動タイムのため、席を自由に移動して交渉中)

決算発表は画面共有機能で。チャットでのコメントで大盛り上がり

各ターンの終了時に表示される決算(資金と資産の変化)を「oVice」上で画面共有します。この結果をもとに、各チームは次ターンの計画を練り、行動に移します。

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▲「oVice」上の画面(決算の画面共有)

この日は、チーム3が2ターン目終了時点で資産1兆円を超える事態に!(※ゲーム開始時の各チームの保有資金は600億円ほど)

参加者全員が驚きを隠せない様子でしたが「資産が1兆円ある一方で、資金が100億円って大丈夫ですか!?」と心配する声も出ました(笑)

そうした心配の声に「我が身を切って、世界に貢献しました」とチーム3のメンバーがチャットですかさず反応! これに対して参加者からは「チーム3が悟りを開いている!」などと応じ、チャット機能をうまく使いながらゲーム以外のコミュニケーションも盛り上がっていました。

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▲「oVice」上の画面(チャットでコメントする(悟りを開いた?)参加者

相手の表情を見ながら交渉も。気になる結果は?

この後も、計画タイム、行動タイム、決算発表を繰り返し、4ターンすべてが終了。

総合順位が発表されましたが、なんと悟りを開いたチーム3が資産と資金の合計が3兆超えと、2位以下を大きく引き離してぶっちぎりの1位でした!(因みに私が参加したチーム5の最終成績は3位)

私はルールを把握するのに精一杯で、ただただ仲間の動きを傍観するという使えない社員と化していましたが、優秀なチームメイトに助けられて無事ゲームを終えることができました(笑)

因みにこの日は3ターン目以降は、「oVice」上の会議室に入って互いの顔が見える状態でのコミュニケーションを取りました。相手の表情を見ることで感情を読みやすくなり、より現実の取引に近い形でのやりとりも実現できていました。

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▲「oVice」上の画面(会議室内で顔を出して話している様子)

アバターでも個性が分かるためゲームや研修に最適

今回「oVice」のバーチャル空間でアバターを使った交流ではありましたが、現実空間で開催するとき同様、ぐいぐいチームを引っ張りガンガン他チームに交渉に行く肉食系リーダータイプ、みんなの意見を集約して整理する優秀な参謀タイプなど、それぞれの個性が分かる面白い展開でした。

現実空間でないと個々の性格は分からないと考えている方も多いかもしれませんが、意外とアバターの動きを見ているだけでその人の性格が分かるなと感じられました。

そのため、自然とチーム内の役割を決めることができ、立ち回り方を考えられるという楽しさを感じられただけでなく、さまざまな研修で使えるのではないかと感じました。

使用感と今後の展望:武井さん

直感的な操作で自由に移動ができ、楽しかったです! 誰がどこにいるか等、場全体の把握もしやすく、コミュニケーションが取りやすかったので、他のオンラインコミュニケーションツールを使ったときよりも全体的に発話量が多かったように思います。対面で実施する「The 商社」に近い体験ができました。

弊社で開発しているビジネスゲームを使った研修、特にコミュニケーションを取ることを重視した研修(チームビルディングなど)とは非常に相性が良さそうです。

今回の体験を通してオンラインビジネスゲーム×oViceの可能性を非常に感じたので、他のオンラインビジネスゲームについてもoViceを使っての実施を試みていきたいと思っています。

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