アーティストが自由に活躍できる場を作るため、バーチャル夏祭りを開催

アーティストが自由に活躍できる場を作るため、バーチャル夏祭りを開催

夏と言えばお祭り。例年であれば各地で花火大会や納涼祭などが開催されますが、新型コロナウイルスの影響で開催が難しい状況です。そんななか、バーチャル空間「oVice」を使い、アーティスト向けの夏祭りをなんと2か月にわたり開催してくださっている方がいらっしゃいます。

なぜアーティストによる夏祭りをバーチャル空間で行おうと思ったのか、なぜこのように長期間の開催なのか。運営メンバーの一人である矢野さんにお話を伺いました。

 

イベント名:金魚たちの夏祭り

取材対象者:つながるサポート株式会社(矢野会計事務所) 矢野裕紀さん

イベント運営メンバー:矢野さん、LUCALANDさん、mo.kaさん

イベント開催期間:6月26日から8月22日

イベント概要:シンガーソングライターや絵本作家など、さまざまなアーティストの方々の作品を集めたバーチャル夏祭り「金魚たちの夏祭り」を開催。公式サイト:https://goldfish-smrfes.net/

 

コロナで自由に作品の発表できないアーティストを応援したい

―運営側の3人ですが、アーティストお二人と公認会計士の矢野さんという珍しい組み合わせですね

実はコロナ前に私があるイベントツールで偶然LUCALANDさんのライブを見る機会がありました。その時私(矢野さん)は公認会計士として独立したばかりで先が見えず、不安を抱えていたのですが、LUCALANDさんがそのライブのなかで涙ながらに「大学を卒業した後もアーティスト活動を続けていく」という決意を語っていたんです。その様子に、自分の現状を重ね合わせてながら聞いていました。LUCALANDさんの決意に胸を打たれ、それからこの人を応援しながら自分も成長していきたいと思うようになりました。実際にライブハウスに足を運び、LUCALANDさんとmo.kaさんがツーマンライブをしているのを見たのが知り合ったきっかけです。それが2017年か18年頃でしたね。

―それではほどなくしてコロナが世界的に広がったのではないですか。

そうなんです。コロナで経営難になった思い出のライブハウスが、クラウドファンディングを行っていました。どうしても応援したくて、特に用途は決まっていなかったのですが、ライブハウスの1日貸し切り券付きのものに支援をしました。それが20年の秋ごろです。今年の8月まで有効だったので、落ち着いたらそこで2人にライブをしてもらおうと思い声をかけたんです。

―コロナがなかなか収まらず大変だったのではないですか。

はい。2人に声をかけたときに快諾してくれたのは嬉しかったのですが、実際ライブを開催するのは難しい状況が続きました。コロナでライブハウスでのライブはおろか、路上ライブすらもままならないという現状も初めて知りました。

―路上ライブも厳しい状況だったんですか。

屋外とはいえ、歌っていたら人だかりができてしまいます。また、こんなご時世ですので、路上ライブをしている人への目も厳しいものがあり、なかなか自由にできない状況が続いたようです。そんな現状を何とか改善したい、2人はもちろんのこと、同じ状況に置かれている多くのアーティストの方を何とか応援したいという気持ちで今回のバーチャル夏祭りを思い立ちました。

バーチャル夏祭りを運営している3人が毎回司会を務める

 

2か月かけてみんなで完成させる、一つの「作品」のような夏祭りに

―どうしてoViceを使ってくださったのですか。

私(矢野さん)がすでに使っていたということもあり、ある程度勝手はわかっていましたし、これであればうまく空間づくりを行うことで自由な交流ができるというイメージがわいていたからです。

―それにしても2か月とは、かなり長い期間の開催ですね。

普通の夏祭りのように、単発で行うことももちろん考えていました。しかし、長い期間行うことでその間に多くの人に知ってもらうことができること、プロジェクトのような形で行いみんなで完成させていくようなイベントにできた方が、よりアーティスト同士の一体感が生まれるだけでなく、より参加者にも楽しんでもらえるようなものになるのではないかと考えて2か月という期間で設定しました。2か月間成長させ続け、思わず見続けたくなるようにするのが目標です。

バーチャル夏祭り会場全体図

 

アーティストが再び泳ぎ出せることを願い「金魚」に関する作品を展示

―「金魚」というコンセプトもかなり独特ですね。

そうなんです。運営メンバーで話しているときに、一人が「そういえば、昔金魚になりたかったんだよね」といったのがきっかけです。そこでテーマを金魚にし、アーティストの皆さんがこの世界で再び自由に泳ぎ回れるようなイベントにしようと企画しました。そのため、アバターも金魚で統一しています。何かを見学するときはみんなでゆらゆら泳いで会場を移動しています。

―どのような作品を展示しているのでしょうか。

音楽、写真、イラストなど「金魚」にまつわるアート作品であればほぼすべてです。例えば、編んで作った金魚のモチーフや、色紙を使って作った金魚の絵、また、山口県柳井市に江戸時代から伝わる特産工芸品である「金魚ちょうちん」など、さまざまな作品が展示されています。会場内の表示をクリックすると、該当のページに飛んで各作品を楽しむことができる仕掛けになっています。

また、7月17日には絵本展示会も行いました。大人でも楽しめる作品で、実はこの内容が今回の夏祭りのメインであるテーマソングにも関係のある内容になっているんです。

―作品の展示だけでなく、夏祭りらしく屋台もあるのですね。

はい、事前に注文していただきご自宅に配送する形になりますが、焼き芋やコーヒー、日本茶など、さまざまなものを購入いただき、それを食べたり飲んだりしながら自宅でバーチャル夏祭りを楽しんでいただけるような工夫をしています。

7月17日に行われた絵本発表会。アーティストが作品を見せながら音読してくれる。

会場内の表示(ここでは画面中央右の「EAT」という部分)を押すと、出展されている作品や商品が見られるページのリンクが出る。

 

ライブハウスでのイベント、後夜祭、フィナーレを開催

―今後はどのような展開を考えていますか。

先ほどもお伝えした通り、今回は「金魚」をテーマに様々な作品が発表されます。実はこれまでの作品にも伏線があって、最終的にそれが解き明かされる仕組みになっています。メインのイベントは8月6日に開催されるライブでのテーマソング発表です。ライブハウスでの鑑賞だけでなく、ツイキャスでの配信を行う予定です。その後oViceで8日に後夜祭、22日にフィナーレを迎えます。ライブ自体も開催当日から2週間はアーカイブ視聴が可能なので、ぜひ多くの方に見てもらいたいです。

 

◆oViceについて

oViceを体験してみたい方はデモ体験が可能です。

ご自身のバーチャル空間を持ってみたいという方は無料トライアルをお申込みください。

oVice公式Twitter:https://twitter.com/oVice_jp